建築士事務所登録について

【建築士事務所登録が必要になる場合】

・建築士が他人の求めに応じ報酬を得て設計等を業として行う場合
・建築士を使用し、他人の求めに応じ報酬を得て設計等を業として行う場合
・建設業者が請負の一環として事実上の設計等を業として行う場合

※設計等とは次の6種類を指します。①建築物の設計②建築物の工事監理③建築工事契約に関する事務④建築工事の指導監督
⑤建築物に関する調査又は鑑定⑥建築に関する法令又は条例に基づく手続きの代理。無登録で行った場合懲役又は罰金に処
される為注意が必要です。

【登録先】

建築士事務所の所在地の都道府県知事ごと

【有効期間】

登録の有効期間は5年間です。
有効期間満了後、引き続き業務を行おうとする方は、満了日前30日までに更新の登録申請が必要です。また登録内容に変更が生じた場合は2週間以内に変更届を、廃業した場合は30日以内に廃業届を提出する必要があります。

【管理建築士について】

管理建築士とは建築士事務所の業務に関する技術的事項を総括する建築士のことです。
建築士事務所は、次の通り、それぞれ専任の管理建築士が管理することとされています
(1事務所につき1人のみ設置可能)
また、専任とは、事務所に常勤し、専ら管理建築士の職務を行う必要があることです。従って雇用契約等により、事業主体と継続的な関係を有し、勤務時間中はその事務所に勤務していなければなりません(複数の建築士事務所の管理建築士を兼任することはできない)

建築事務所 管理建築士の種類
(専任)
一級建築士事務所 一級建築士
二級建築士事務所 二級建築士
木造建築士事務所 木造建築士

管理建築士になるには、建築士の資格を保有しているだけでは足りません。
建築士として3年以上の設計等の業務に従事したのち、登録講習機関が行う管理建築士講習を受講する必要があります。

【登録手数料】
※千葉県の場合(神奈川県は共通)

・一級建築士事務所(新規・更新) 16,000円
・二級建築士事務所及び木造建築士事務所(新規・登録) 11,000円
※東京都は一級建築士事務所18,500円、二級・木造建築士事務所13,500円

【登録完了までの目安期間】

約7日~10日程度 
※協会への申請書提出から登録通知まで
※上記日数は目安となりますので、許可取得までに目安の日数を越える場合もあります。